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内弁慶スパイラル|なんでも話す必要はないけど、話す筋力はつけたい

 

 

話し出すと、案外とよどみないので信じてもらえないことが多いけれど。

わたしって、わたしにとっては内弁慶(うちべんけい)。

 

内弁慶って…たしか、家の中や身内に対しては強がっていても、外では意気地がないこと。

必要があれば、「えいや!」と行動するので、内弁慶じゃないのか…?

 

いやいや、基本、普段の生活では雑談や世間話を避けがちだから…

やはりコミュニケーションというところでは内弁慶なんだろうな。

 

ひとに興味がない…!??

 

誰かに自分の頭の中の考えを伝えたい、共有したい気持ちがあるのに、そこにストップがかかる。

そういうことってあるよね?

 

けっこう、私は多い。

 

いつも、いろんなこと、考えているのにね。

 

コミュニケーションに関しては内気だから…ゆえに誤解されて、

「ひとに興味がないよね」と言い放たれたことまである。

 

いやいやあるよ。すごくあるよ。

ちょっと悲しかった。

 

 

わかってほしい、わかりあいたい、という気持ちと裏腹に、外に出ると遠慮しちゃうから…。

伝わらないのでは、とか、困らせてしまうのでは、と考えて、あんまり考えていることを言わないことも多い。

…んだよな。

 

 

「会話」と「対話」の間

 

なんで遠慮しちゃうのかなーってことを考えると…。

 

わっ、と頭の中の考えをこぼしてしまうと、相手を置いてきぼりにしてしまいそうだなあ…という心配とか。

相手の時間をつかっちゃうなあ…という遠慮とか。

急に話し出して驚かれないかなあ…という杞憂とか。

 

話の内容、相手の興味関心、心の準備…を考えてぐるぐる、っとして。

そして結局、まあいいか、って話さないという。

内弁慶スパイラル。

 

実際は多くの人が、そんなに普段いろんなことを話したり、素を出したりする機会が多いわけではないのかもしれないけれど。

話したい気持ちの強さも、人それぞれだとは思うけど。

 

わたしは、話したい気持ちはあるのに、ストッパーがすぐかかっちゃう感覚。

 

そもそも、話の内容や、相手の興味関心や気持ちの準備などの問題だけじゃない気がする。

 

あとは、ただの「会話」よりも、じっくり色々と話すような「対話」のほうが好きで…

深いことを話したがりすぎているのかもしれない。

 

ちょうどその、間あたりを目指したいな。

 

お話をする、筋力

 

そして、実際は、誰かとお話をする「経験値」が足りないのかなあ、なんて思っている。

経験値を積んで、お話をする「筋力」をつけたいなあ、って。

 

夫に遠慮せず、わーっと話して、伝わっていないのかな、と思うときもあるし。

話す相手やペースがいつも同じパターンだと、いろんな人と話す場面では、経験値が圧倒的に足りない? のかも。

 

頭の中で考えている言葉は、口語(会話ことば)というより文語(文章ことば)、だからなのかなあと思うこともある。

本ばかり読みすぎちゃったかな。

いまも半ば現実逃避、半ば養分を摂取するように、本を読む。

とにかく本の中の言葉にばかり触れていたというのも影響しているのかしら。

(人と対話するよりも、本と対話する時間のほうが多かったという感じ。)

 

本の中の言葉は、ちとカタいことが多い。

わたし自身はもともと早口だし、楽しくて、わッ、と話し出すとチューニングがくるって、一方的に楽しくしゃべっちゃうときも…。

 

結果、温度差を感じて寂しくなっちゃったり。

 

まあそうやって、失敗したかな~なんてことを重ねつつ、

よい塩梅でお話しできるようになるのかしら…。

 

 

 

なんでもかんでも、人に話をする必要はないと思うけれど…

お話したい気持ちを未消化なまま抱えるくらいなら、

どんどん話していって、話す筋力をつけたい。

 

今回は、そんな話。

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